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VOL.18
2003 |
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家具に乗らない
犬が家具に乗るにはさまざまな理由があります。快適だから、高いところにいける、飼い主の匂いがついている、窓の外が見えるなど。家族でルールを決めましょう。犬を家具に乗せるのか、乗せないのか?ルールを決めるときに役立つと思われるいくつのか考え方をご紹介します。
イスひとつだけを正式な犬のテリトリーにする方法。掃除が楽にできるように、イスの上にタオルをかけましょう。家族の動向が見えやすい場所に置き、そのイスを犬にとってより魅力的なものにします。さらにそのイスに乗らせ、飼い主が注目することで、この場所は良い場所だと犬に思わせるようにします。自分の意志で乗った時には、必ずなんておりこうなんだと声をかけるようにして下さい。
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快適さだけを求めているのであれば、犬専用の柔らかいベッドを買い与え、いつも飛び乗っていたイスの隣においてあげます。一時的にそのイスはひっくり返しておきましょう。そうするうちにイスの代わりにベッドを使うことに慣れてきます。
窓の外をのぞこうという犬。カーテンを引いてしまうか、イスを動かしてしまいます。
オフを教えます。トレーニング専用のイスをひとつ作ります。ジャンプという言葉を使いそのイスに飛び乗ることを教えます。いい子と褒めます。何かに飛び乗らせたい時というのもあるものです。例えばグルーミングのための台、車などです。ときおり、「オフ」と言って、犬が降りる手助けをします。もし難しいようなら、カラーかジェントルリーダーに短いリードをつけておき、床に下ろす時に利用します。このルーティーンを繰り返してください。次第にオフの意味を犬が正確に理解してきて、この言葉を犬が飛び乗る前に使うことができるようになります。
イスにビックリするようなしかけをします。ペット用品のカタログを見ると、犬が飛び乗ったら叫び声のするような、揺れに反応するアラームというのもあります。イスの端にクッションを置いてしまい、犬の乗るスペースをなくしてしまう。家具に制汗スプレーを吹き付けておく。この匂いはほとんどの犬が嫌いです。イスの上にアルミ箔を敷いておく…快適ではなくなりますよね。クッションにテープのベタベタした面を上にして貼り付けておく。犬はこのつかまったような感覚が好きではありません。でもこれは人が家にいない時には、しないでください。犬にテープがからまるとパニックを起こすかもしれなし、鼻にテープが貼りついてしまうかもしれないからです。飼い主が家にいる時だけ、ベタベタ面を上にしたテープを貼り、出かける時は安全な面を上にした小さなテープを貼っておきましょう。これでも、一見同じように見えるし、べたついた面で体験したのと同じ匂いがします。イスの腰かける部分と同じ大きさにビニール・カーペット・プロテクタを切ります。それをゴツゴツした面を上にして腰かけ部分に敷くのです。大きな段ボール箱をイスの上に置いてしまいます。犬が飛び乗って快適に過ごせる場所がなくなります。箱に大きな黒い目を書き込んでみましょう。お客さんはおもしろがるかもしれませんし、犬にも効果があるかもしれません。 |
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