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服従心からおしっこをもらしてしまう
あなたの犬はお出迎えの時に、おしっこをもらしますか?もしそうであれば、まず始めにとるべき行動は、獣医師の診察を受け健康に問題がないことを確実に調べてもらうことです。 |
特に長い間留守をした後など、あいさつする時におもらしをする場合があります。これは間違いなく、犬があなたをリーダーとしてみているということです。問題になるのは、それが度を越したときです。飼い主やその他の人間との関係に若干不安を感じている場合に、おもらしをしてしまうことがあります。リーダーシップ(良いこと)なのか、怖いのか(よくないこと!)の微妙な境です。ポリーは家族が帰宅すると、体をくねらせるようにしてまとわりつき、体を低くして、おもらしをしながら歩き回ります。ポリー自身は、まったく気づいていないようです。横になり、上になった側の足を上げることもあります。これをすると、床だけでなくポリーの体もおしっこだらけになってしまうのです。ポリーは人間と目が合うのを避け、舌をペロペロ出しながら、腹這いになってしまいます。唇を引き締め、尻尾は低くして振っているか、しっかりとしまい込まれています。服従心からおもらしをしてしまうのは、家族に対してだけではありません。他の犬とあいさつをする時にもします。他の人間が近づいて来た時にも、おもらしをします。
服従心から起こるおもらしは、必ずしも恐怖や虐待と関連づけられるわけではありません。犬が成長し、自信がついてくると、なくなってしまう場合もあります。トレイのしつけができていないからでもないのです。また、病気によるものでもありません。ポリーは単に家族から認めてもらおうとか、気に入られるようとしているだけなのです。家族が叱ったとすると、状況は悪くなるだけです。さらに気に入られようとして、おしっこをする理由が大きくなるのです。それまでのポリーの生活を考えてみましょう。荒っぽく声をかけられたり接し方をされて、人間不信になっていませんか。過度な強制訓練をしていませんか。そこを変えなければいけません。
単に過度な興奮をしている犬と服従心からおもらしをしている犬を混同しないでください!若くエネルギーレベル高い犬は、人間に会うなどエキサイティングな出来事が起きている時は、おもらしをします。たいていの場合、犬は気づいていません。何も起きていないかのように、ごあいさつを続けます。こういった犬の場合、おしっこをする時、ほんの一瞬だけ間をとります。括約筋が未成熟なため、単にコントロールできないだけなのかもしれません。過度な興奮によりおしっこをもらしている場合には、服従のボディランゲージは見られません。
理由が不信感であれ興奮であれ、ポリーが良くなるまで、人間がまわりで素速い動きはしないことです。帰宅した最初の数分はポリーを無視しましょう。覆い被さったり、前に立ちはだかったり、ジッと凝視したり、頭や肩に手を伸ばすのもやめます。ごあいさつを始めるときは、少しずつにします。最初はチラッとみるだけ、アイコンタクトを避け、単にポリーに話しかけるだけにします。犬をさわる段階になったら、犬の脇で低くかがみアイコンタクトを避けるようにします。あごの下か胸を撫でます。大きな動きに移るには時間をかけましょう。興奮度合いの少ないごあいさつをする時に、オスワリをさせるのもひとつの方法です。オスワリをしながら、這いつくばるのは難しいです。あなたがリラックスしていることを犬に見せると、犬もリラックスできます。息を深く吸い、あくびをし、目を伏し目にします。いいかえれば、退屈そうにするのです。それと同時に、犬に自信をもたせ、ごほうびを出せるような簡単なエクササイズをトレーニングすることで、あなたへの信頼感も持たせるようにします。いくつか一瞬芸を教えるものよいでしょう。お客さんが到着する頃に、犬をトイレに連れ出します。膀胱が空になっていれば、粗相をする確率も少なくなります。玄関のところに大きな洗えるカーペットを用意しましょう。ポリーはレトリーブが好きですか?ボールをポケットに入れて、ドアを入ったらすぐにボールを投げます。こうして一番興奮する時に他のことをさせるのです。ボールの入った収納箱をドアのところに置いておくと、楽ですね。
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