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VOL.21
2003 |
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パピークラスに関して問い合わせがあった時どういった情報を渡すべきなのでしょう。これはスクイムの動物病院で子犬の飼い主達にレガシーのクラスについてお知らせする時実際に渡す用紙です。
パピークラス!
〜子犬の社会化と環境〜
多くの愛犬家達が、パピークラスで得られることの大きさは病気感染のリスクを上回るものだと考えています。かかりつけの獣医さんから許可が出たら、パピークラスにご参加いただけます。7週齢の子犬も数多く参加しています。
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●社会化
周りのさまざまな環境要素を子犬が受け入れられるようにするためのものです。これは環境を豊かにするためのプログラムだと思ってください。なぜ子犬の最初の数ヶ月を慎重に過ごさせる必要があるかということは実証済みです。子犬の脳には小さな電気のソケットがあり、そこら中にプラグが散らばった状態になっていると考えてください。これらを正しく繋ぐのが経験なのです。例えば他の犬と仲良くするためのプラグとソケットというのもあれば、恐怖に関係するプラグとソケットというのもあるでしょう。
●恐 怖
今日あなたが犬と共にいるのは、犬という種が賢く危険を回避して進化してきたからなのです!恐怖心がなければ、種として生き残れなかったでしょう。本物であれ思いこみであれ危険というのは3つの分類のひとつに入るはずです。逃げる。例:「大きな音だ!走って逃げよう、そうしないと倒れてくる木に押しつぶされる!」動かない。例:「狙われてる!動かずじっとしておくか、隠れよう。そうしないと食われてしまう」戦う。例:「おい!俺の食べ物のそばにくるなよ!来たら追い返してやるぞ」私達と暮らしている犬達は家畜化され−つまり人間とうまく暮らせるような特徴により選ばれてきました。以前は逃げる・動かない・戦うという状況だったものを、私達の社会では用意しておく必要があるのです。
新しいものを探索している間は、子犬が後ろにさがったり立ちすくむようでも、そのままにしてあげましょう。犬を無理に近づけても良いことはありません。リードをきつく引いたり腕に抱え込むと、新しいものや人や状況に対し、自分自身で距離を調整する能力を制限してしまいます。 |
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子犬の性格の多くの側面は、16週齢までの経験で決められてしまいます。状況を複雑にしてるのは、こういった大事な時期の始まりと終わりが子犬によって異なることなのです。レガシーのパピークラスでは、この限られた時間内に正しいプラグの差込口を見つけるための経験が用意されており、「パピーメニュー」のクラスに反映されています。
社会化の鍵となるのは、時間をかけ子犬が恐怖を感じない状況を作ることです。インストラクターが子犬のストレスサインやカーミングシグナルを読み取り、状況に応じて対処します。子犬にある状況を我慢させるようなことはせず、新しいものには徐々に慣らし、周りの環境に自信を持たせていきます。クラスでは、新しい人、他の犬、見知らぬものにどうやって慣れさせていくかもご紹介します。
レガシーでは、子犬を対象としたすぐに始められる社会化とトレーニングのクラスをご用意しています。子犬が14週齢以下でキンダーパピーかペットドッグマナークラスにお申し込みいただくと、クラスが始まるまでの間、週に一度開かれているパピーヘッドスタートグループにご参加いただけます。エクササイズのご紹介です。
飼い主/犬の関係・マナー・トイレトレーニング・さまざまな物や床材に自信をつける・トレーニングゲーム・人間に対する社会化・犬に対する社会化・いろいろな音の経験・ケア(健康・グルーミング・栄養)
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