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ヨーロッパの犬のトレーニングに関する法律
今回は、犬のトレーニングに関する世界のトレンドについてお話をしようと思います。ヨーロッパの国々は、長い間人道的ということについて変化のリーダーでありました。動物の幸せと考えられることに関する法律や規則には、ヨーロッパは北アメリカより前に行動することが多いです。次に紹介するプレスリリースは、アメリカとカナダの犬の飼い主達の間で、大きな興味と議論の対象になりました。 |
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以下引用
「オーストリアが厳しい犬のトレーニングに関する法律を制定」
2004年5月27日、オーストリアの立法者がヨーロッパでもっとも厳しい動物の権利に関する法律のひとつを承認しました。この無記名式議会投票に含まれのは、すべての動物を守ることです。しかし、私達にとって興味があるのは特に犬に関するもので、その中でも犬のトレーニング道具です。他の動物に関しては、こういったものもあります。
−農場経営者にニワトリをケージにいれさせないようにする。
−ライオンやその他野生動物をサーカスで使うことを禁じる。
−断尾禁止。
−犬の断耳禁止。
−チェーンで犬を抑制することを違法とする。
−チョークカラーで犬を抑制することを違法とする。
−目にみえない(電気ショック)フェンスで犬を抑制することを違法とする。
主となる条項で、よく見られるニワトリを農場の小さなケージに詰め込む習慣を禁じており、また牛をロープできつくしばりつけておくことも罪になります。
ある犬種では慣習として行われている子犬の耳や尻尾を切ることは、家庭犬の飼い主でもブリーダーでも今後はもう許されません。
大統領の署名が必要なこの法律が施行されるのは2005年1月です。オーストリア農業連盟はこの法律に、農業経営者に「放し飼い」のニワトリのみ育てることを強制するとコストが上がると、反対しています。連盟の会長フリッツ・グリリッシュは、もっと法規制の緩い国からの安い鶏肉がスパーマーケットに並ぶようになると警告しています。
首相のウォルフガング・シュッセルは、世界へ向けた動物への敬意の表し方の「先駆者的な例」になると語っており、さらに同様の法律制定をヨーロッパ連合でも押し進めると言っています。
この法案は国民議会の主な4党から広く支持を受けており、社会省の大臣ハーバート・ハオプトは小さなぬいぐるみの犬を手にしながら法律家相手に熱弁をふるい、笑いをとっていました。ハオプト氏は、獣医師でもあり、この法律を1980年代から押し進めてきたのです。動物虐待の罪を犯した者は、最悪のケースでは18,000ドルの罰金に処せられます。
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動物福祉について、みんなで考える時が来ているようですね。このニュースレターを読んでいらっしゃるなら、継続教育を大切だと考えている人だと思います。将来自分の国で動物福祉全般、特に犬のトレーニングについて決断を下す助けを求められるかもしれません。
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